お世話になります、神野です！

今回は寒くなると急に弱くなったりするバッテリーについてのお話です('ω')ノ

「最近エンジンのかかりが悪い…」「ライトがちょっと暗い気がする…」

そんな相談、実はめちゃくちゃ多いんです。

バッテリーは車の“心臓”みたいなもので、弱ると色んな不具合が出始めます。

今回は、整備士の立場から バッテリーが弱る理由・寿命のサイン・交換の目安 を分かりやすく解説します。

バッテリーはなぜ突然ダメになるのか？

1. 電装品の増加で負荷が大きい

最近の車は、ナビ・ドラレコ・安全装置・スマホ充電と、とにかく電気を使う量が昔より圧倒的に多いです。

そのぶん、バッテリーの消耗も早くなります。

2. ちょい乗りが多いと充電が追いつかない

仕事の買い出し

近所の送り迎え

コンビニ行くだけ

夜間の運転がメイン

こういう短距離走行が多いと、“エンジン始動で使った電気”が回復せずにどんどん弱っていきます。

3. 気温で性能が大きく落ちる

特に冬はバッテリーが苦手な季節。

寒さで性能がガクッと落ちて、突然エンジンがかからなくなるケースも多いです。

前日まで元気よく始動してたのに翌日に上がる事もあります。

バッテリー寿命のサイン（プロが見ているポイント）

1. エンジンのかかりが重たい

「キュルキュル…ボン！」が「キュ…キュッ…ボン…」になる感じ。

これが一番分かりやすいサイン。

2. アイドリングストップが作動しない

最近の車はバッテリーが弱ると、自動でアイドリングストップをOFFにして守る機能があります。

意外とこれが寿命サインになります。

3. ライトが暗く感じる

特にLEDじゃない車。

信号待ちでライトがふっと暗くなるのも”弱り”の特徴。

4. 製造年月日が3年以上前

バッテリーには製造コードが書いてあって、“だいたい2〜3年”が実用寿命の目安。

5. 電圧が12.4V以下

プロは点検時にここを見ます。

テスター等を使用し測定をして、12.2Vを切ってくると一気にリスクが高い。

アイドリングストップ車のバッテリーは特に注意！

アイドリングストップ車は“専用バッテリー”が必要です。

普通のバッテリーよりも負担が大きく、寿命も短め。

交換時には

初期化（学習データリセット）

車種別設定

パワーウインドウの再学習
などが必要になることもあり、DIYでは難しいパターンもあります。

交換した方がいいタイミング

整備士としては、こういう車は交換を強くおすすめします！

3年以上使用

電圧12.3V以下

アイドリングストップ非作動（アイドリングストップ搭載車）

エンジン始動が重い

冬に向かうタイミング

「まだ動いてるし大丈夫やろ？」って思ってると、出先で止まってレッカーになるのがバッテリーです(-_-;)

バッテリーを長持ちさせるコツ

月に1〜2回、30分ほど走る

劣化が早い車種は年1の点検

電圧チェックを定期的に

急なバッテリー上がり防止のためドラレコの設定見直しも有効

特に、普段あまり車に乗らない人は注意！

まとめ

バッテリーは“突然ダメになる”部品の代表ですが、実は前兆も多く、点検すればリスクを大きく減らせます。

「最近ちょっと調子悪いかも…」

そう思ったら、気軽に見せてもらえたらすぐ点検します！